中東情報分析

イスラーム過激派モニター(会員限定)

『イスラム過激派モニター』は、「イスラーム国」やアル=カーイダ等のイスラーム過激派諸派に関して、これまで「中東かわら版」を通じて発行していた内容により詳細な分析を加えたレポートです。

*法人会員の企業の方は、ご担当者様にお送りしているIDとパスワードで会員ログインすることで、各サービスを閲覧・利用できます。

2024/04
No.M24-02 月刊イスラーム過激派の動向:2024年3月 【目次】
1. ISがモスクワを攻撃
2. イラク:抵抗運動の「第二段階」
3. シリア
4. イエメン・アフリカのAQ系諸派
5. アフリカのIS系諸派
6. アジア
7. 国連に対するターリバーンの反応
2024/04
No.M24-01 モスクワ郊外での「イスラーム国」による銃乱射事件をどう見るか 2024年3月22日、モスクワ郊外クラスノゴルスクにあるクロッカス・シティー・ホールで発生した銃乱射・放火事件(以下、本事件)は、同3月末時点で死者140人以上、負傷者180人以上とされる、大規模な被害をもたらした。「イスラーム国」(IS)からの公式声明が出されたことで、なぜ今ロシアが狙われたのか、今後ロシアでの攻撃が続くのか、ISが活発化するのかといった議論が国内外で巻き起こっている。本稿では、本事件をISの犯行全体の中でどのように位置づけることができるのかを分析し、今後のISの動向に及ぼす影響等について検討したい。

【目次】
1. 犯行声明とそこから見える本事件の性質
2. なぜ今ロシアを狙ったのか
3. 週刊機関誌における本事件の位置づけ
4. 今後ISILは活発化するのか
5. 補足:ISKP犯行説のなぜ
2024/03
No.M23-19 月刊イスラーム過激派の動向:2024年2月 【目次】
1.イラク
2.シリア
3.イエメン・アフリカ
4.アジア
おわりに
2024/03
No.M23-18 AQAP指導者ハーリド・ウマル・バータルフィーの死亡 2024年3月10日、「アラビア半島のアル=カーイダ」(AQAP)は「重要声明」として動画を公開し、指導者であるハーリド・ウマル・バータルフィー師の死去を発表した。本稿ではこの発表から二週間ほど経過した現時点で考えられる、同師の死亡による今後の影響と同派の趨勢について検討する。

【目次】
はじめに.
1.イエメン内戦とAQAPの縮小する戦場
2.バータルフィー師死亡とその影響
3.AQAPの展望
2024/03
No.M23-17 月刊イスラーム過激派の動向:2024年1月 【目次】
1.「彼らに会えば、何処でもこれを殺しなさい」攻勢
2.イラクで団結する「抵抗の枢軸」
3.シリア
4.イエメン
5.アフリカ
6.アジア
おわりに.
2024/01
No.M23-16 フィリピンでの「イスラーム国・東アジア州」の実態 2023年12月、フィリピン南部のミンダナオ島マラウィにある大学施設で爆発があり、この事件に関して「イスラーム国」(IS)は犯行声明で「不信仰者キリスト教徒の集団を爆破した」と主張した。この事件にとどまらず、同派の2023年における犯行声明は8月を境に増加傾向にあり、大局的にも「東アジア州」名義での活動が近年徐々に再活性化しつつある。
そこで本稿では、改めてIS東アジア州の実態について確認する。そして、ISのアジアや本邦への見方を最新の論説から考察する。

【目次】
1.IS東アジア州とは何か
2.活動実態
3.ISにとってのフィリピン
4.東アジア州の脅威度と展望:日本への言及
2024/01
No.M23-15 月刊イスラーム過激派の動向:2023年12月 1. イラク・レバノンで活発化する「抵抗の枢軸」
2. シリア
3. アラビア半島・アフリカ
4. アジア
5. AQの広報活動
2023/12
No.M23-14 月刊イスラーム過激派の動向:2023年11月 1. 東アラブ地域(イラク・シリア・レバノン)
2. アラビア半島・アフリカ
3. アジア
4. AQの扇動は続く
2023/12
No.M23-13 シャバーブの統治:組織構造と行政 シャバーブ運動は長期にわたってソマリア中南部を実効支配しているが、その統治や組織構造に関して明らかにされているところが少ない。本稿は、シャバーブがどのように支配地住民を統治しているのか、シャバーブの統治に関してこれまで明らかになっていることに加え、同派の現在の広報活動で描写される省庁の活動をもとに考察する。

【目次】
はじめに
1.シャバーブの組織構造
2.具体的な各省庁の統治活動
3.現地の長老との関係
4.結び:拡大する支配領域と今後

2023/11
No.M23-12 月刊イスラーム過激派の動向:2023年10月 1. イラク・シリア
2. アラビア半島・アフリカ
3. アジア
4. アクサーの大洪水を受けたAQ広報媒体の活発化
2023/11
No.M23-11 「アクサーの大洪水」を受けたパレスチナ域外での暴力 2023年10月7日にハマースがイスラエルに対して開始した「アクサーの大洪水」作戦は、確実に中東地域の情勢を悪化させている。またこの影響は域外の治安情勢にも及び、イスラーム過激派や、同作戦に触発されたと思われる(あるいはそうであるかのように報じられる)、個々人や集団による暴力事件が起こっている。本稿では、同作戦開始から1カ月が経過した時点で発生した様々な暴力事件を、イスラーム過激派によるもの以外を含めて概観した上で、そこで犯行主体が何を標的としているのかについて考察する。

【目次】
1.「アクサーの大洪水」以降の暴力
2. 犯行の種類
3. 標的についての具体的な指南
4. 限定的な「ユダヤ権益」と無制限なヘイトクライム
2023/10
No.M23-10 月刊イスラーム過激派の動向:2023年9月 【目次】
1. 伸び悩む「イスラーム国」
2. アル=カーイダ系諸派の活動
3. ターリバーン、及びパキスタンのイスラーム過激派
4. 2つの災害に寄せられた関心と9.11の風化?
2023/10
No.M23-09 ハマースのイスラエル攻撃に対するイスラーム過激派の反応  10月7日、パレスチナ・ガザ地区のハマース及び同軍事部門のイッズッディーン・カッサーム旅団は、「アクサーの大洪水」と称した作戦を実行し、イスラエルに対して攻撃を開始した。これに対して、他のイスラーム過激諸派はどのような反応を見せたのか。今般のハマースの行動が彼らに与えうる影響について考察したい。

【目次】
1. 「アクサーの大洪水」を受けた声明一覧
2. 具体的な影響が及ぶ可能性
2023/09
No.M23-08 月刊イスラーム過激派の動向:2023年8月  本稿では、2023年8月のイスラーム過激派の動向について、以下の国・地域別に考察する。

【目次】
1. 「イスラーム国」をめぐる動向
2. イラク・シリア
3. アラビア半島・アフリカ
4. アジア
5. おわりに
2023/08
No.M23-07 月刊イスラーム過激派の動向:2023年7月  本稿では、2023年7月のイスラーム過激派の動向について、以下の国・地域別に考察する。

【目次】
1. イラク
2. シリア
3. アラビア半島・アフリカ
4. アジア
おわりに
2023/08
No.M23-06 サヘル地域のイスラーム過激派:マリ国連部隊の撤収とニジェール政変の影響  サヘル地域(主にマリやブルキナファソ、ニジェール)では、イスラーム過激派組織による攻撃が多発し、治安状況が悪化の一途を辿っている。こうした中、マリでは2013年より展開中のMINUSMA(国連マリ多面的統合安定化ミッション)が2023年末までに撤収することが決定された。また、今年7月末にニジェールで軍事クーデターが発生し、政治的混乱が生じている。仏軍のニジェール撤退やロシアの民間軍事会社「ワグネル」の展開の可能性もあり、今後、ニジェールでの治安維持能力の変化が過激派の勢力拡大につながるかが注視される。
 本稿では、まず犯行声明よりイスラーム過激派の活動実態について考察する。次に、MINUSMAのマリ撤収とニジェールの政変がサヘル地域の治安情勢に及ぼす影響を検討する。

【目次】
1. 犯行声明から見る過激派組織の活動実態
2. マリ国連部隊撤収による治安上の影響
3. ニジェール政変がサヘル地域の治安状況に及ぼす影響
2023/08
No.M23-05 「イスラーム国」新カリフに対する各「州」の忠誠表明と武装活動の展望 2023年8月3日に「イスラーム国」(IS)が第5代アブー・ハフス・ハーシミー・クラシーの即位を発表したのを受け、同派の各地域支部(州)は、彼に対する忠誠の誓い(バイア)の儀礼を行い、インターネット上で公開した。新カリフ選出後、各「州」の忠誠表明は恒例となっており、忠誠表明の発出時期や画像類は、各州の勢力規模や士気を推察できる機会となる。
本稿は、まずIS各州の忠誠表明の状況を確認し、次に忠誠表明とその後の武装活動の関連性を分析する。そして、今後の武装活動の展望について検討する。


【目次】
1. 各州の忠誠表明一覧
2. 忠誠表明と武装活動の関連性
3. 武装活動の展望
2023/08
No.M23-04 「イスラーム国」が第4代カリフの死亡と第5代カリフの即位を発表 8月3日、「イスラーム国」(IS)はインターネット上で、第4代カリフ、アブー・フサイン・フサイニー・クラシーの死亡と、第5代カリフ、アブー・ハフス・ハーシミー・クラシーの即位を発表した。先代カリフについては今年4月、トルコのエルドアン大統領がシリアで殺害したと発表していたが、ISが本件を認めたのは初めて。ISによれば、先代カリフはシリアのイドリブで、トルコが支援する武装グループ、シャーム解放機構による攻撃で死亡した。本稿では、カリフ交代の声明につき解説し、今後の影響につき検討する。

【目次】
1. カリフ死亡・即位声明の概要
2. 今後注視すべき点など
2023/08
No.M23-03 パキスタンで「イスラーム国」が自爆攻撃 7月30日、パキスタンで政治集会中に爆発が起こり、44名以上が死亡、200名近い負傷者が出た。これについて、「イスラーム国・ホラーサーン州」(ISKP)が犯行声明を出した。場所は同国北西部、アフガニスタンとの国境近くのハイバル・パフトゥーンフワー州マラカンド管区のバジョール地区で、州都ペシャワールに近く、ここ数年、イスラーム過激派が活発化している地域である。本稿では、ISKPの近年の伸張とともに、これがパキスタン北西部の治安状況に及ぼしている影響につき検討したい。

【目次】
1. 犯行声明
2. パキスタン北西部に移動しつつあるISKP
3. パキスタン北西部を牙城とするTTP
4. 今後の影響
2023/07
No.M23-02 スウェーデンでのクルアーン冒涜にかかわるイスラーム過激派の反応 2023年7月20日、在イラク・スウェーデン大使館がデモ隊による襲撃を受けた。一連の出来事の背景にあるのは、6月28日にスウェーデンの首都ストックホルムで、イラク人のサルワン・モミカ氏(37歳男性、難民あるいは移民。キリスト教徒、元人民動員部隊所属と報じられている)が行った、モスクの前でクルアーンを燃やすという挑発行為である。本稿では、これに関してイスラーム過激諸派が何らかの反応を見せてきたのかを整理し、その意味を検討したい。

【目次】
1. ストックホルムでのクルアーン冒涜に関するタイムライン
2. ストックホルムでのクルアーン冒涜を受けたイスラーム過激派による声明
3. ストックホルムでのクルアーン冒涜騒動をどう位置づけるか

1 2 3 4 5 6 次へ >


PAGE
TOP