『中東研究』第548号発行のお知らせ
『中東研究』第548号(2023年度Vol.Ⅱ)が9月29日に発行されました!
本号は「トルコ建国100周年」と題する特集を組み、トルコの内政、中東外交の変遷、NATOとの関係、近現代を中心とした日本・トルコ関係、文学から見たトルコ等を取り上げた論文を掲載しました。このほか、「最近の動向」では、イラン・サウジアラビア関係正常化合意、韓国の中東政策、イエメン情勢について分析した論文を所収しております。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。
目次
【大使の見たままに】
再選後のエルドアン政権の方向性と日トルコ関係 / 鈴木 量博
【特集:トルコ建国100周年】
分断と権力――2023 年トルコ大統領選挙・議会選挙の分析から / 岩坂 将充
トルコの中東政治の変遷とその特徴―公正発展党政権期を中心に― / 今井 宏平
転換期におけるトルコとNATOの新展開――変革と維持の同盟関係 / 金子 真夕
近現代における日本・トルコ関係の推移 / 三沢 伸生
現代トルコ文学の100年:正典的通史の試み / 宮下 遼
【最近の動向】
イラン・サウジアラビア関係正常化合意の背景と展望――イランの戦略的視座と想定され得る狙い / 青木 健太
韓国の中東政策――経済・エネルギー関係と軍事的関与 / 高橋 雅英
12 月2 日革命の失敗とイエメン国民抵抗軍の伸張――柔靭な生存戦略下での西海岸地域支配 / 吉田 智聡
【書評】
今井 宏平 編著『教養としての中東政治』 / 鈴木 恵美
髙岡 豊 著『「テロとの戦い」との闘い あるいはイスラーム過激派の変貌』 / 宮坂 直史
福原 裕二・吉村 慎太郎 著『北朝鮮とイラン』 / 青木 健太
定価:本体2,000円+税 ※送料別
※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。