中東分析レポート(会員限定)
エジプト:イラン報復拡大の中での立場、制約、今後の動向
No.R25-07 エジプト:イラン報復拡大の中での立場、制約、今後の動向
2026年2月28日に始まったイスラエル・米国による対イラン攻撃は、開始から10日が経過した現在も終息の見通しが立っていません。これに対するイランの報復も拡大しており、クウェイト、バハレーン、カタル、UAE、サウジアラビア、オマーンといった湾岸諸国に加え、ヨルダンでも被害が確認されています。さらに、3月4日にはトルコにも攻撃が及んだ可能性があり、9日にも2度目のミサイル発射が確認されています。イランの攻撃が、どこまで拡大するのか不透明な中、エジプトは3月9日時点でイランから直接の攻撃を受けておりません。エジプトはこれまで、イランと米国の緊張緩和を模索してきた国家であり、イランにとっての仲介国となりうる国家でもあります。以下では、平研究員が今般のイランの報復に対するエジプトの立場を確認し、同国が置かれている状況を整理したうえで、今後の対イランに対する同国の対応の方向性を各位のご高覧に供します。
【目次】
1.はじめに
2.エジプトの反応
(1)米・イスラエルに対する反応
(2)イランに対する反応
(3)反応の違いの要因
3.エジプトの被害
4.エジプトへの影響
5.総括







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