『中東研究』第547号発行のお知らせ
『中東研究』第547号(2023年度Vol.I)が5月31日に発行されました!
本号は「政治と宗教の今」と題する特集を組み、現在の中東・北アフリカ諸国における政教関係のあり方について、イラン、エジプト、トルコ、チュニジア、サウジアラビアの事例を取り上げた論文を掲載しました。このほか、「最近の動向」では、イスラエル情勢や原発をめぐるロシアの中東進出について分析した論文を所収しております。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。
目次
【大使の見たままに】
変容するレバノン――未曾有の危機がもたらしたもの / 大久保 武
チュニジア情勢とTICAD開催 / 清水 信介
【特集:政治と宗教の今】
イスラーム体制に挑戦するイランのZ 世代の若者たち――「女性、命、自由運動」の背景 / 貫井 万里
「6 月30 日革命」体制におけるアズハルの独立と統制――新身分法制定をめぐって / 竹村 和朗
トルコにおける政治と宗教の今――AKP 政権の北キプロスにおけるイスラーム化を事例に / 近内 みゆき
多極化するチュニジアの政治的イスラーム / 白谷 望
サウジアラビアの変化と世俗化に関する試論 / 高尾 賢一郎
【最近の動向】
右派政権復活と「民主主義の危機」言説の陥穽 / 今野 泰三
中東の原子力発電市場におけるロシア――燃料供給国としての強み / 高橋 雅英
定価:本体2,000円+税 ※送料別
※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。