『中東研究』ご案内

『中東研究』第546号発行のお知らせ

『中東研究』第546号(2022年度Vol.III)が1月31日に発行されました!

本号は「ロシアと中東」と題する特集を組み、ウクライナ危機を契機に顕著となったロシアと中東諸国との関係に焦点を当て、イラン、トルコ、GCC、イスラエルとの関係や、民間軍事会社「ワグネル」の活動についての論文を掲載しました。

このほか、「最近の動向」では、リビア情勢や、アフガニスタンのターリバーンによる統治を分析した論文を所収しております。

本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。

 

目次

【大使の見たままに】

最近のパレスチナ情勢 / 馬越 正之

近年のイラク情勢――カーズィミー政権期の動き / 鈴木 光太郎

【特集:ロシアと中東】

制裁下のロシア――「新たな現実」と中東へのアプローチ / 長谷 直哉

イラン・ロシア関係の展開――イランの「ルック・イースト」政策に着目して / 青木 健太

ウクライナ戦争がトルコに与える影響――トルコにもたらす好機と危機 / 金子 真夕

GCCにおける「ロシアの帰還」――サウジアラビアの対ロシア外交の背景と展開 / 高尾 賢一郎

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の中東・アフリカ進出――フランスとロシアの協調・競合関係 / 高橋 雅英

シリアにおけるイスラエルとロシアの暗黙の協力――ウクライナ戦争の影響を中心に / 金谷 美紗

【最近の動向】

大統領・議会選挙延期後のリビア情勢――「リビア・トラップ」からの脱却に向けた課題 / 小林 周

アフガニスタンにおけるターリバーン統治の現状――独自の政治体制と顕在化する諸課題 / 青木 健太

【書評】

青山 弘之 著『ロシアとシリア――ウクライナ侵攻の論理』 / 鈴木 啓之

 

定価:本体2,000円+税 ※送料別

※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。

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