『中東研究』ご案内

『中東研究』第545号発行のお知らせ

『中東研究』第545号(2022年度Vol.II)が9月30日に発行されました!

本号は「AKP政権20年目を迎えるトルコ内外政の課題」と題する特集を組み、2023年の議会選挙と大統領選挙に向けてトルコ内外政で見られる様々な変化に焦点を当て、AKP政権の内政、経済政策、米国、EU、シリア、カタル、エジプト、イスラエルとの関係について論文を掲載しました。

このほか、「最近の動向」では、レバノン第20期国民議会選挙、第5回イラク議会選挙後の新政権形成過程、イエメン戦争とアンサールッラー(フーシー派)を分析した論文を所収しております。

本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。

 

目次

【大使の見たままに】

日本とモロッコ――遠いが近い日の出づる国と日の沈む国 / 篠塚 隆

 

【特集:AKP政権20年目を迎えるトルコ内外政の課題】

公正発展党(AKP)政権の20年――指導者エルドアンがトルコにもたらした功罪 / 金子 真夕

エルドアン経済学の実践 / 間 寧

トルコの西洋化の現在地――公正発展党政権期の米国およびEUとの関係 / 今井 宏平

トルコのシリア侵略の「尖兵」としてのクルド民族主義組織PYD / 青山 弘之

東地中海のガス開発協力とトルコの関係改善外交――エジプトとイスラエルを中心に / 金谷 美紗

カタル外交とトルコ――「同胞団外交」の終局とその後 / 高尾 賢一郎

 

【最近の動向】

レバノン第20期国民議会選挙と「二大政党体制」の動揺 / 末近 浩太

「シーア派割れ」と変わらない政治構造――第5回イラク議会選挙後の新政権形成をめぐる闘争 / 山尾 大

アンサールッラー(フーシー派)とイエメン戦争の軍事的評価 / 溝渕 正季

 

【書評】

今井 宏平 著『クルド問題――非国家主体の可能性と限界』 / 勝又 郁子

齊藤 貢 著『イランは脅威か――ホルムズ海峡の大国と日本外交』 / 青木 健太

青木 健太 著『タリバン台頭――混迷のアフガニスタン現代史』 / 登利谷 正人

 

定価:本体2,000円+税 ※送料別

※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。

 

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