『中東研究』ご案内

『中東研究』第544号発行のお知らせ

『中東研究』第544号(2022年度Vol.Ⅰ)が5月31日に発行されます!

本号は「中東と域外大国」と題する特集を組み、中東地域の最近の情勢に域外の諸大国がどのように関与し、また中東諸国は関与にどのように対応しているかという問題に焦点を当てました。アフガニスタン、GCC諸国、シリア、アルジェリア、トルコ、エジプトについて、アメリカ、ロシア、フランス、中国などとの関係について分析した論文を掲載しました。

このほか、「最近の動向」では、スーダンにおける2021年10月のクーデタ、イランのライースィー政権の課題を分析した論文を所収しております。

本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。

 

目次

【大使の見たままに】

ナイルとスエズを軸とした三つの時間 / 能化 正樹

日本とクウェート――Friends in need are friends indeed / 高岡 正人

 

【特集:中東と域外大国】

アフガニスタン・中国関係の変遷と展望――ターリバーン台頭後の地域情勢への影響 / 青木 健太

GCC情勢における域外諸国の存在――2021年が「良い年」だったのかを振り返りつつ / 高尾 賢一郎

シリアと大国――繰り返される「シリアを巡る闘い」 / 髙岡 豊

アルジェリアの対ロシア・対フランス関係――ウクライナ危機でのエネルギー供給国の役割 / 高橋 雅英

トルコとロシア――「敵対的友好」という特異な関係 / 金子 真夕

エジプトとアメリカの戦略的関係――軍事援助と民主化支援 / 金谷 美紗

 

【最近の動向】

スーダン共和国における10月25日のクーデタを巡って――アブドゥッラー・ハムドゥークの苦闘 / 飛内 悠子

ライースィー政権の課題――政権の特徴と今後の展望 / 近藤 百世

 

【書評】

青山 弘之 著『膠着するシリア――トランプ政権は何をもたらしたか』 / 渡部 恒雄

高尾 賢一郎 著『サウジアラビア――「イスラーム世界の盟主」の正体』 / 脇 祐三

 

定価:本体2,000円+税 ※送料別

※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。

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