『中東研究』ご案内

『中東研究』第533号発行のお知らせ

 『中東研究』第533号(2018年度 Vol.Ⅱ)が発行されました!

本号では、「中東の選挙と「民主主義」」と題する特集を組み、2018年前半までに中東諸国で行われた選挙や、今後予定されている選挙をめぐる情勢について分析した論文が所収されております。

大統領制に移行したトルコで行われた議会・大統領選挙(岩坂、金子論文)、政治不信が蔓延するイラクにおける議会選挙の詳細な分析(山尾論文)、レバノン議会選挙でヒズブッラーが躍進した原因とそれが意味すること(末近論文)、2018年末予定のリビア大統領・議会選挙は政治に安定をもたらすか(小林論文)、アフガニスタン大統領・議会選挙は同国の安定・民主化への一歩となるのか(青木論文)、などが議論されております。

 

このほか「最近の動向」では、米国の核合意離脱とイランの今後(森田論文)、最近のモロッコ外交(白谷論文)に関する分析を掲載しています。

 

本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。

目次

【大使の見たままに】

転機に立つアルジェリア/藤原 聖也

【特集:中東の選挙と「民主主義」

固定化する分断――2018年トルコ議会選挙の分析から/岩坂 将充

2018年トルコ大統領選挙――なぜエルドアンは再選を果たせたのか/金子 真夕

政治不信がもたらした組織政党の躍進――第4回イラク議会選挙(2018年5月)の分析/山尾 大

レバノン第19期国民議会選挙とヒズブッラーの躍進/末近 浩太 

「断片化」するリビア情勢と大統領・議会選挙――選挙は実施可能か、安定をもたらすのか/小林 周 

アフガニスタン大統領・議会選挙と民主化/青木 健太

【最近の動向】

米国による核合意離脱後のイラン/森田 豊子

政治的安定を資源とするモロッコの外交政策/白谷 望

【書評】

保坂 修司

『ジハード主義――アルカイダからイスラーム国へ』/髙岡 豊

 

定価:(本体2,000円+税) ※送料別

※『中東研究』は紙版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。

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