『中東研究』ご案内

『中東研究』第527号発行のお知らせ

 『中東研究』第527号(2016年度 Vol.Ⅱ)が発行されました!

本号では、「オバマ政権8年間の総決算:米国の中東政策」と題する特集を組みました。まもなく任期を迎えるオバマ政権の中東政策はどのように評価できるものだったでしょうか。本特集では、米国の視点からどのような政策変更あるいは一貫性があったのかを論じる三上論文を巻頭に据え、イラク(山尾論文)、アフガニスタン(青木論文)、中東和平(江崎論文)、シリア(溝渕論文)、湾岸(村上論文)についてそれぞれ個別に分析しています。

このほか、「最近の動向」には、シリアにおける世論調査(青山論文)、パレスチナの国家性(菅野論文)に関する論文を掲載しています。

本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。

目次

【特集: オバマ政権8年間の総決算:米国の中東政策】
オバマ政権の中東政策――テロ対策、「アラブの春」への対応、湾岸の安全保障/三上 陽一
介入の縮小という隘路――オバマ政権のイラク政策と広がる宗派対立/山尾 大 
オバマ政権のアフガニスタン政策――ターリバーンに対する軍事・和平戦略と今後の展望/青木 健太
オバマ政権期の米・イスラエル関係と中東和平プロセス/江﨑 智絵
「理想」と「現実」のはざまで――混迷するシリアとオバマ政権の苦悩/溝渕 正季
湾岸地域で高まる緊張――オバマ政権の不介入主義と揺らぐ同盟/村上 拓哉

【最近の動向】
地域研究が読み解く世論調査――中東世論調査(シリア2016年)/青山 弘之
パレスチナの国家性――国家性についての国際法上の観点からの検討/菅野 守

【書評】
立山良司『ユダヤとアメリカ――揺れ動くイスラエル・ロビー』/小早川 敏彦  
モーテン・ストームほか著 庭田よう子訳『イスラム過激派二重スパイ』/小早川 敏彦 
Zachary Lockman, Field Notes: The Making of Middle East Studies in the United States/近藤 重人

 

定価:(本体2,000円+税) ※送料別

※『中東研究』は紙版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。

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