中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

ウクライナ戦争の中東地域への影響

No.R22-07 ウクライナ戦争の中東地域への影響

ロシアがウクライナに侵攻して5カ月が経過しますが、いまだ戦闘が停止する兆しは見えず、この戦争は世界にエネルギー価格の高騰、物価高、食料危機など様々な影響を及ぼしています。特に中東はウクライナ戦争の影響を強く受ける地域の一つです。戦況は流動的ながら、現時点の情勢をもとに金谷上席研究員がウクライナ戦争の中東地域への影響を分析し、各位のご高覧に供します。

【目次】
1.エネルギー問題で重要な役割を果たす中東諸国
(1)東地中海地域は欧州のエネルギー代替輸入先となるか
(2)サウジ・UAE:ロシアとの協調を重視
(3)ロシア産石油貿易パターンの変化と中東諸国への影響
2.食糧危機:小麦供給不足とパン価格高騰の恐れ
(1)エジプト:新規小麦調達に奔走
(2)チュニジア:食量危機と政治の不安定化
(3)シリア:人道危機の深刻化
(4)黒海からの穀物輸出再開に向けた外交努力
3. イラン核合意(JCPOA)再建協議
4. 中東における大国のパワーバランス


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