中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

イランの地域における対外政策:継続する「革命の輸出」

No.R20-06 イランの地域における対外政策:継続する「革命の輸出」

イランと米国の間の緊張関係が続いています。2020年1月に軍事衝突は回避されたものの、その後も、イラクやシリアなどの周辺国、及び、ペルシャ湾岸で治安事案が頻発しています。イランを取り巻く情勢の悪化は、今後の中東の不安定要因となりかねません。こうした問題意識を踏まえて、イランの地域における影響力と対外政策の現状について、イラクとアフガニスタンとの関係を中心に、イランの観点に焦点を当てて青木研究員が分析します。

【目次】
1.はじめに
2.革命体制の成立とイランの対外政策
(1)宗教的使命としての「革命の輸出」
(2)力の均衡からみる非対称戦略の採用
3.各国事例
(1)イラクの事例:新政権によるイランの影響力の排除が進む
(2)アフガニスタンの事例:駐留米軍撤退を見据えて影響力を浸透
4.結論と今後の見通し


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