機関誌『中東研究』

中東分析レポート(会員限定)

トランプ政権の中東戦略 ―米国による中東への軍事関与の展望―

No.R18-01 トランプ政権の中東戦略 ―米国による中東への軍事関与の展望―

トランプ政権の発足から1 年と3 カ月が経過した。「予測不能」という形容詞が付けられることの多いトランプ大統領だが、大統領のこうした個性は政権人事や政策にも一部反映されており、米国自身の予測不能性を高めている。4 月にはシリアからの撤退を示唆した10 日後にシリア空爆を敢行する、5 月にはイラン核合意からの離脱を発表するなど、中東政策においてもその傾向が表れていると言えよう。他方で、トランプ政権が中東への戦略や政策理念を全く欠いているかと言えば、決してそのようなことはない。本稿は、公式の声明を通じて繰り返されている立場や、戦略文書から見出せる共通性を分析することで、トランプ政権の中東戦略、特に軍事関与への考え方を明らかにする。


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