中東分析レポート(会員限定)
トルコ在住シリア人の現状認識
シリア紛争が長期化する中、一般のシリア人については移民・難民として国外に流出したり、生活水準が低下して困窮化したりするなどの問題が生じています。その一方で、彼ら自身が実際にどのように生活し、どのように現状を認識しているかについて、客観的かつ学術的に信頼に足る情報はなかなか発信されません。この度、当会髙岡上席研究員が参加した、日本学術振興会の「中東の紛争地に関係する越境移動の総合的研究:移民・難民と潜入者の移動に着目して」(課題番号16H03307)事業において、トルコの調査機関を通じてトルコ在住のシリア人を対象に実施した世論調査の結果が公開されました。これについて、髙岡上席研究員が取り纏めた分析レポートを各位のご高覧に供します。