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フランスの「バルカン」作戦終了とサヘル地域の過激派動向

No.M22-15 フランスの「バルカン」作戦終了とサヘル地域の過激派動向

 2022年11月9日、フランスのマクロン大統領はサヘル地域の過激派掃討作戦「バルカン」の終了を発表した。フランスは2013年1月にマリに軍事介入した後、2014年8月よりマリ及び周辺4カ国を対象に同作戦を開始した。今般の発表により、駐留部隊の段階的削減や軍基地の再編もありうる。サヘル地域でイスラーム過激派の脅威が残る中、フランスの軍事的関与の低下がサヘル地域のみならず、隣接する北アフリカの治安情勢にも影響を及ぼすかが注目される。
 本稿では、まずフランスがバルカン作戦を終了させる理由を分析する。次に、過激派組織の発出声明を通じて、活動状況について考察する。そして、フランスの軍事的プレゼンスの低下がサヘル周辺の地域情勢に及ぼす影響に及ぼす影響を検討する。

【目次】
1. 過激派掃討作戦「バルカン」終了の理由
2. JNIM及びISサヘル州の声明から見る活動状況
3. 展望:フランスの軍事的関与の低下が地域情勢に及ぼす影響


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