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2021年15号 アフリカ諸国のクーデタとイスラーム過激派の動向

No.M21-15 2021年15号 アフリカ諸国のクーデタとイスラーム過激派の動向

 2022年1月25日、ブルキナファソの首都ワガドゥグで起こったクーデタで、軍部が大統領を拘束したことが報じられた。2021年以降、アフリカ諸国では軍部による政権掌握が相次ぎ、「クーデタの再来」が指摘されている。またこれらの中には、今回のブルキナファソのように、政府によるイスラーム過激派対策への不満がクーデタを引き起こしたと報じられるケースもある。実際にイスラーム過激派の存在がどうクーデタの遠因になっているかは各国の内政事情に依るところが大きいが、ここでは過激諸派の活動から読み取れることを整理したい。

【目次】
1. 西アフリカにおける過激諸派の分布
2. 西アフリカ諸国のクーデタとの関係
3. 暫定的結論と展望


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