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2021年9号 アル=カーイダ総司令部がターリバーンの「完全独立」を祝福

No.M21-09 2021年9号 アル=カーイダ総司令部がターリバーンの「完全独立」を祝福

 8月31日、米軍がアフガニスタンからの撤収を終え、ターリバーンが同国の「完全独立」を宣言したことを受けて、アル=カーイダ(AQ)総司令部が祝福声明を以下概要の通り発出した。
(中略)
 声明は、世界のムスリムを鼓舞し、「西洋」「アメリカ」「イスラエル」の抑圧を打ち倒すよう呼びかけるという、AQらしいものだと言える。一方で8月15日、カーブル制圧のタイミングで他の多くの過激派組織(AQ関連組織でさえ)が声明を発出したのに対し、なぜAQ総司令部の声明発出がこのタイミングとなったのかは特徴的だ。


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