中東情報分析

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2020年4号 コロナ禍のラマダーンと過激派

No.M20-04 2020年4号 コロナ禍のラマダーンと過激派

ヒジュラ暦1441年のラマダーン月が5月22日夜に終わりを迎えた。ラマダーン月は過激派の結束を生み、彼らが神意に沿ったものと捉える武装活動を動機づける機能を果たす。このため、過激派の行動原理の上でラマダーン月と武装活動は密接につながっている。逆の見方をすれば、ラマダーン月に武装活動が停滞すれば、過激派にとって組織の衰退を露呈することにつながりうる。本稿では今期のラマダーン月における過激派の動向を素描する。


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