『中東研究』ご案内

『中東研究』第538号発行のお知らせ

『中東研究』第538号(2020年度Vol.Ⅰ)が発行されました!

本号では「イスラーム過激派・武装組織の現在」と題する特集を組み、イスラーム過激派・武装組織が、現在、どのような状況にあるのかという点について、様々な事例から分析しました。

以下の所収論文では、アル=カーイダ、イスラーム国、西アフリカ・サヘル地域の諸派、ソマリアのシャバーブ運動、パレスチナの諸派、アフガニスタンのターリバーン、エジプトの諸派が事例として取り上げられ、思想的展開、組織再編、領土支配、広報活動などの側面から、イスラーム過激派・武装組織の勢力がどの程度であるか考察されています。

このほか「最近の動向」では、イスラエルで行われた3回目の総選挙(2020年3月)の分析、中東におけるUNHCRの難民保護活動に関する報告の論文を所収しました。

 

本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。

 

目次

【特集:イスラーム過激派・武装組織の現在】

イスラーム過激派の過去、現在、将来/髙岡 豊 

支配領域の喪失に見る「イスラーム国」の現在――バイアとヒスバを中心に/高尾 賢一郎

西アフリカ・サヘル地域でのイスラーム主義武装勢力の活動――歴史的背景と現状/佐藤 章

アッシャバーブの変容と展開/遠藤 貢

パレスチナのイスラーム主義運動――ローカルな組織が帯びる越境性/鈴木 啓之

ターリバーンの政治・軍事認識と実像――イスラーム統治の実現に向けた諸課題/青木 健太 

エジプトにおけるイスラーム過激派の低迷/金谷 美紗

【最近の動向】

「三度目の正直?」:新型コロナウイルス・パニック下のイスラエル国会選挙/浜中 新吾 

中東の難民情勢とUNHCRの取り組み/星野 守

 

定価:本体2,000円+税 ※送料別

※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。

| |


PAGE
TOP