『中東研究』第537号発行のお知らせ
『中東研究』第537号(2019年度Vol.Ⅲ)が発行されました!
本号では「中国の中東進出」と題する特集を組み、中東諸国において政治・経済・軍事など様々な分野で存在感を増す中国の動向に注目しました。
以下の所収論文では、中国の外交政策全般や「一帯一路」構想における中東地域の位置づけ、中国と中東主要各国との政治・経済・軍事分野における二国間関係について考察されております。
このほか「最近の動向」では、2019年にイランで起きた反政府抗議デモの特徴と要因が分析されています。
本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。
目次
【大使の見たままに】
レバノン勤務の所感と最近のレバノン情勢/山口 又宏
【特集:中国の中東進出】
中国の外交政策におけるイランの位置づけ/三船 恵美
中東地域への中国の軍事的関与/八塚 正晃
イスラエルの対中国政策/三上 陽一
トルコの対中国経済関係――貿易不均衡と投資不足/間 寧
エジプト・中国間の経済・軍事協力の進展/金谷 美紗
サウジアラビア・中国関係の推移と様態――「サウジ・ビジョン2030」と「一帯一路」/高尾 賢一郎
【最近の動向】
イランにおける2019年抗議デモの要因と特徴――拡がる経済格差とその含意/青木 健太
【書評】
中村 覚 監修・間 寧 編著『トルコ』 /金子 真夕
定価:本体2,000円+税 ※送料別
※『中東研究』は冊子版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。