『中東研究』第522号発行のお知らせ
*『中東研究』最新号 第522号(2014年度 Vol.Ⅲ)が1月28日に発行されました!
* 大好評につき、増刷いたしました!
【大使の見たままに】 | ||
日本とヨルダン――現在と将来 | 小菅 淳一 | |
最近のサウジアラビア事情 | 小寺 次郎 | |
バーレーン王家の人々 | 角 茂樹 | |
変革期にあるアルジェリア | 川田 司 | |
【特集: 誰が「イスラーム国」を育てたのか】 | ||
「イスラーム国」とシステムとしての外国人戦闘員潜入 | 髙岡 豊 | |
「イスラーム国」に翻弄されるトルコ | ||
――「ダーヴトオール・ドクトリン」の誤算と国際社会との認識ギャップ | 今井 宏平 | |
不安定化の「連鎖」――リビアから「イスラーム国」への戦闘員流出 | 小林 周 | |
過激派の根茎を涵養するイスラームバッシング――「パリ新聞社襲撃事件」を考える | 森 千香子 | |
スウェーデンの中の「イスラーム国」――セグリゲーションに潜むその広がり |
清水 謙 | |
「コーカサス首長国」と「イスラーム国」 | ||
――なぜ「チェチェン人」がシリアやイラクで戦っているのか |
富樫 耕介 | |
【焦点: 中東における政治変動とイスラーム主義】 | ||
ハマースをめぐる政治とガザ戦争 | 錦田 愛子 | |
【焦点: 中東の経済・ビジネス・エネルギー】 | ||
制裁の一部緩和が続く中でのイラン経済 | 寺中 純子 |
本号では、現在国際社会の焦眉の問題となっている「イスラーム国」の特集を組んでおります。「イスラーム国」躍進の理解に欠かすことの出来ない「外国人戦闘員潜入」の見取り図を提示する髙岡論文を巻頭に据え、 「イスラーム国」への潜入経由地として利用されているトルコ(今井論文)、またリビア(小林論文)、チェチェン(富樫論文)といったそれ自体が紛争の係争地である周辺 地域と「イスラーム国」との関係、フランス(森論文)、スウェーデン(清水論文)といった西欧先進国の若者や「移民」 のイスラーム過激派への参加をめぐる国内事情に焦点をあてた論文が揃っています。
本号にも、昨今の中東情勢を見通すべく、時宜にかなった論文が多数集まりました。是非お手にとってご覧いただければ幸甚です。
定価:(本体2,000円+税) ※送料別
※『中東研究』は紙版の他、セキュリティ付きのPDFファイルによるCD/DVD版も販売しております。