№64 イエメン:アデン政府が内閣改造を実施
- NEW2026イエメン湾岸・アラビア半島地域
- 公開日:2026/07/29
2026年7月23日、アデン政府は下記の通りの小規模な内閣改造を行った。
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氏名 |
役職 |
特記事項 |
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バドル・ムハンマド・バーサルマ |
計画・国際協力相 |
地方自治相より異動 |
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アフラーフ・アブドゥルアジーズ・ザウバ |
外相 |
女性。計画・国際協力相より異動 |
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アハド・ムハンマド・サーリウ・ジャウスース |
地方自治相 |
女性。女性担当国務相より異動 |
今般の内閣改造は、2026年2月に組閣された内閣の改造である。閣僚・役職は2月に組閣された内閣内部での異動で、これによりジンダーニー首相の外相兼任が解消された。内閣改造の対象となった役職は外交・行政サービス分野の役職のため、7月24日付『シャルク・アウサト』紙(サウジ資本の汎アラブ紙)は、能力主義による人選で外交と行政の機能強化を図ったものと評した。
評価
目下のイエメンの課題は、長年の紛争で悪化し続ける人道状況、アンサール・アッラー(蔑称:フーシー、フーシなど)による紅海とバーブ・マンダブ海峡の封鎖、アンサール・アッラーとサウジとの交戦などだが、アデン政府はこれらのいずれについても当事者能力を欠いている。また、アデン政府の制圧地では、2026年初頭にサウジがUAEの影響力を排除し、UAEの後ろ盾を受けていた南イエメン移行評議会を解体したことになっているものの、同評議会はアデン政府による解散措置を拒み、ハドラマウト県などで抗議行動を続けている。今般の内閣改造により、国際場裏での活動強化や国内のサービス機能の強化を図るとしても、アデン政府が制圧地での軍事・政治・経済・社会状況をどの程度掌握できているかについては依然として心もとない状況が続くとみられる。
(特任研究員 髙岡 豊)
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