中東かわら版

№16 カタル:第6期中央地方評議会議員選挙の実施

 4月16日、カタルで第6期中央地方評議会議員選挙が実施された。選挙管理委員会による公式発表の結果概要は以下の通り。

定数:29議席

選挙制度:小選挙区制(選挙区から1人ずつ選出)

当選者性別内訳:男性27人、女性2人

任期:4年

立候補者数:85人(うち女性 5人)

有権者登録者数:26,640人

投票者数:13,334人(内訳:男性6,951人、女性6,383人、投票率 50.1%)

 

評価

 首長が議員を任命する諮問評議会(国政議会)に対し、中央地方評議会では市民による直接選挙が実施される。ただし、中央地方評議会は事実上、地方自治・都市計画省の所管にあり、肝心の地方自治において諮問的な役割を有するのみである。

 公式発表や報道は今次選挙が盛況であった旨報じているが、無投票当選の選挙区が4つあったこと、立候補者数・投票率ともに4年前の前回選挙の数値を下回ったこと(『中東かわら版』2015年、No.19も参照)からは、市民の選挙に対する期待や関心が低下している様子がうかがえる。また、前回の選挙では女性議員の増加が見られたが、今回は候補5人、当選2人と変化が見られず、この点でも市民にとっては中央地方評議会の意義を薄くさせる選挙であったと言える。

(研究員 高尾 賢一郎)

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