講演会の報告

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• 公開日:2015/12/22

講　師：アフマド・ジア・マスード（アフガニスタン ガヴァナンス・行革担当大統領特別代表）

H.E. Mr. Ahmad Zia Massoud, Special Representative of President in Good Governance and Reform, Islamic Republic of Afghanistan

日　時：2015年12月16日（水）10:30～12:00

演　題：「最近のアフガニスタン情勢（The Recent Situation in Afghanistan)」

 

　マスード特別代表より、2014年末に国際治安支援部隊（ISAF)からアフガニスタン治安部隊に治安権限が移譲された一方、北部のクンドゥズ市がタリバーン勢力に一時占拠されるなど、治安回復に難しい舵取りを迫られている国内の状況について説明がありました。また、タリバーン世代と若者のギャップや、急速に進展する都市化などの課題に対応する必要が生じていることが述べられました。

 

　質疑応答では、「イスラーム国」対策、日本企業の受け入れ態勢、隣国パキスタン及びイランとの関係、アフガニスタンを通過するトルクメニスタンから中国へのパイプライン、国内のダム建設、麻薬に関する質問がありました。

 

講師略歴

アフマド・ジア・マスード（Ahmad Zia Massoud）
１９５６年生まれ、ガズニ県Muqur郡出身

（職歴）
１９７９年－８１年：兄のアフマド・シャー・マスード将軍と共に反ソ闘争に参加
１９８２年－９１年：アフマド・シャー・マスード将軍の駐パキスタン特使
１９９０年代後半－２００１年：主に海外で活躍
２００２年－０４年：駐ロシア大使
２００４年－０９年：第一副大統領（カルザイ大統領第一期）
２０１４年 ９月より現職

 

以上