中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

ペルシャ湾岸諸国と中国の接近――その背景、意図、展望――

No.R22-13 ペルシャ湾岸諸国と中国の接近――その背景、意図、展望――

2022年12月の習近平国家主席のサウジアラビア訪問、2023年2月のライーシー・イラン大統領の中国訪問、そして同3月のイラン・サウジアラビアの国交回復合意での中国の仲介――以上に見られるように、近年、ペルシャ湾岸諸国と中国との接近が目立っています。一帯一路構想を通した中国の中東全域への進出が著しい中、ペルシャ湾岸諸国と中国はどのような関係構築を目指しているのでしょうか。これにつき、当会研究員が纏めましたものを各位のご高覧に供します。

【目次】
1. 中国の中東進出におけるターニングポイント
2. エネルギー・経済関係:中国・ペルシャ湾岸諸国関係の現状
3. 軍事・安全保障分野への関係拡張の可能性
(1)軍事・安全保障関係の現状
(2)GCC・中国関係の現状と今後
(3)イラン・中国関係の現状と課題
4. 展望:中東域内外諸国の動向への影響
(1)中東諸国間の協力ムードの醸成
(2)イラン・サウジアラビア間の国交回復との関連
(3)米国・ロシアの中東政策との関係


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