中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

米国バイデン政権の誕生と中東諸国

No.R20-13 米国バイデン政権の誕生と中東諸国

2021年1月20日、米国でジョー・バイデン氏が大統領に就任し、新政権が発足しました。トランプ前政権下、米国は核合意(JCPOA)離脱と経済制裁によるイランへの強硬政策、アフガニスタン・イラクからの駐留軍撤退決定、アラブ諸国とイスラエルとの国交正常化合意の仲介、ヒズブッラーの「テロ組織」指定等、中東地域の軍事・安全保障面に大きく関与してきました。こうした経緯を踏まえ、中東諸国はバイデン新政権の誕生をどう評価し、今後、どのような関係を構築していくつもりなのでしょうか。以上について主要国各国の動向を取りまとめましたので会員の皆様のご高覧に供します。

【目次】
1. はじめに
2. イラン:両国の歩み寄りに向け、互いの「強気の姿勢」が阻害要因
3. イスラエル:入植地問題とJCPOAを巡る対立は必至
4. サウジアラビア:米国に求めるイラン包囲網での適度なイニシアチブ
5. トルコ:厳しさを増すトルコ・米国関係


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