中東分析レポート(会員限定)
2020年中東情勢の回顧
2020年も中東では様々な紛争や衝突が続き、それらは地域の内外に大きな影響を及ぼしてきました。中東調査会として、2020年の一年間を振り返って、中東地域の基本的な姿を概観し、以下の通り取り纏めましたので各位のご高覧に供します。
【目次】
1.概観
2.注目すべき動向
(イ)イラン:米国の厳しい制裁とCOVID-19感染拡大で内外政ともに窮地に
(ロ)中東和平:イスラエル・アラブ諸国で進む国交正常化
(ハ)トルコ:流動的な情勢
(ニ)GCC:安全保障環境を左右する三極対立+イスラエル構図
(ホ)シリア:イドリブでの戦闘継続、深刻な経済悪化
(へ)アフガニスタン:米軍撤退が粛々と進む中、和平交渉が開始
(ト)イスラーム過激派:全体的な低迷、残存する脅威
(チ)イラク:新政権発足も国内治安状況改善の見通しは立たず
(リ)イエメン:内戦構図に変化が生じるも深刻なCOVID-19感染拡大
(ヌ)リビア:停戦合意と原油輸出の全面再開
(ル)アルジェリア:改憲に係る国民投票が承認