中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

JCPOAのゆくえ#2:破綻過程の進展とイランの現況

No.R19-10 JCPOAのゆくえ#2:破綻過程の進展とイランの現況

米国によるJCPOA離脱と制裁の再開及びその後の政策は、過去2年にわたり、イランのみならず国際社会に大きな影響を与えてきました。そして2020年1月、イランが発表したJCPOA一部履行停止措置第5弾に対し、E3が紛争解決メカニズムを発動させたことで相互エスカレーションの構図が出来上がり、JCPOAの存続が危ぶまれる事態となりました。これに加え、同じく1月に発生したソレイマーニー司令官の殺害による一時的なイラン・米国間の緊張の高まりやウクライナ機撃墜事件の影響等、イランを取り巻く環境は更に厳しいものとなっています。本件について、近藤協力研究員がこれまでの主要な動きをイランの内部論理を踏まえて整理・分析し、今後の展望について考察します。


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