中東情報分析

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フィリピンでの「イスラーム国・東アジア州」の実態

No.M23-16 フィリピンでの「イスラーム国・東アジア州」の実態

2023年12月、フィリピン南部のミンダナオ島マラウィにある大学施設で爆発があり、この事件に関して「イスラーム国」(IS)は犯行声明で「不信仰者キリスト教徒の集団を爆破した」と主張した。この事件にとどまらず、同派の2023年における犯行声明は8月を境に増加傾向にあり、大局的にも「東アジア州」名義での活動が近年徐々に再活性化しつつある。
そこで本稿では、改めてIS東アジア州の実態について確認する。そして、ISのアジアや本邦への見方を最新の論説から考察する。

【目次】
1.IS東アジア州とは何か
2.活動実態
3.ISにとってのフィリピン
4.東アジア州の脅威度と展望:日本への言及


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