中東情報分析

イスラーム過激派モニター(会員限定)

ペシャーワル市のモスク爆破事件とパキスタン・ターリバーン運動の反応

No.M22-21 ペシャーワル市のモスク爆破事件とパキスタン・ターリバーン運動の反応

2023年1月30日、パキスタンのペシャーワル市のモスクで昼の礼拝が行われていたところ、爆発があり、31日までに少なくとも59名が死亡、157名が負傷した。この事件に関し、パキスタン・ターリバーン運動(TTP)の幹部2名が犯行声明を出した一方で、TTP報道官が事件との関係を否定する声明を出した。本稿は、最近のTTPの活動状況や声明類の発信をもとに、2つの声明と事件との関連や今後のパキスタンにおけるイスラーム過激派の脅威について分析する。

【目次】
1.事件の概要とパキスタン・ターリバーン運動の否定声明
2.TTPの活動状況と今次声明からわかること


PAGE
TOP