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2019年12号 「イスラーム国」の犯行声明の信頼性が揺らぐ
No.M19-12 2019年12号 「イスラーム国」の犯行声明の信頼性が揺らぐ
2019年11月26日、マリで作戦行動中だったフランス軍のヘリ2機が衝突し、乗員13人が死亡する事件が発生した。この事件について、「イスラーム国 西アフリカ州」が、同派による車列待ち伏せ攻撃の現場に支援のために現れたヘリを攻撃し、別のヘリと衝突、墜落に至らしめたと主張する声明(2019年11月28日付)を発表した。「イスラーム国」は、本件を週刊の機関誌『ナバウ』210号のトップ記事として大々的に宣伝した。・・・