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2019年9号 「イスラーム国」が新たな「カリフ」と公式報道官を選任

No.M19-09 2019年9号 「イスラーム国」が新たな「カリフ」と公式報道官を選任

2019年10月31日(日本時間)、「イスラーム国」の広報製作部門の一つである「フルカーン広報製作機構」は、「また誰でもアッラーとの約束を、果す者には、かれは偉大な報奨を与えるのである(コーラン第48章10節)」と題する公式報道官の談話(7分37秒)の音声ファイルを発表した。談話は、自称「カリフ」のアブー・バクル・バグダーディーと公式報道官のアブー・ハサン・ムハージル(アラビア半島出身)が死亡したと発表した上で、新たな「カリフ」としてアブー・イブラーヒーム・ハーシミー・クラシーが選任されたと報告するものである。なお、公式報道官のアブー・ハサン・ムハージルが死亡した旨発表しているため、この談話に登場するアブー・ハムザ・クラシーも新任の公式報道官である。


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