12.17中東情勢講演会(香川剛廣 国際貿易・経済担当特命全権大使(前駐エジプト大使) 「エジプトの視点からの中東情勢」)
- 講演会の報告
- 公開日:2018/12/30
2018年12月17日(月)、日本記者クラブ「会見場」にて、香川剛廣 国際貿易・経済担当特命全権大使を講師にお招きし、中東情勢講演会を開催しました。
講師:香川剛廣 国際貿易・経済担当特命全権大使
演 題:「エジプトの視点からの中東情勢」
(講演会はオフレコで行われた)
講師より冒頭、エジプトの中東地域における位置づけ、中東地域の構造的な不安定要因と現在の諸問題について概説があった。そのうえでイラン、サウジ、トルコ、米国の内政や外交政策に対するエジプトの視方を説明した。また、中東和平プロセスにおけるエジプトの立場、域外のロシア、中国との関係を解説し、最後にエジプトの国内産業の発展を国内と地域の安定につなげる重要性と、そこで日本が担いうる役割について説明した。質疑応答では、エジプトが地域的な役割を高める可能性、ムスリム同胞団の動向などがあった。
(※講演内容は講師の個人的見解であり、講師の所属先の立場や見解、認識を代表するものではありません)