講演会の報告

3.11 中東情勢シンポジウム「中東はどこへ向かうのか―ガザ危機がもたらすものは何か―」

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  • 公開日:2024/03/15

3.11 中東情勢シンポジウム「中東はどこへ向かうのか―ガザ危機がもたらすものは何か―」

・3月11日(月)、中東情勢シンポジウム「中東はどこへ向かうのか―ガザ危機がもたらすものは何か―」(共催・読売新聞社)を対面形式で実施した。

 

 

<要旨>

齋木理事長の開会挨拶及び本シンポジウムの趣旨説明の後、上村日本国政府代表・中東和平担当特使が、「世界情勢の変化と中東の行く末――ガザ危機から見えるもの」と題し、基調講演を行った。上村大使は、パレスチナ問題をめぐる世界情勢を振り返りつつ、解決への糸口には中東諸国が自立し、自ら問題解決できるようにならなければならないと指摘した。

「ガザ危機は世界に何を問いかけているのか?」と題したパネルディスカッションでは、モデレーターを読売新聞社調査研究本部の笹沢主任研究員が務め、森跡見学園女子大学教授・中東調査会客員研究員、鈴木東京大学大学院特任准教授、中東調査会の高尾研究主幹、青木研究主幹、渡部笹川平和財団上席研究員がパネリストとして登壇した。同パネルでは、イスラエル、パレスチナ、湾岸諸国、イラン、米国の各視点からガザ情勢について活発に議論がなされた。質疑応答では、イスラエル・パレスチナ双方の視点から見た二国家解決の実現可能性、パレスチナ自治政府の目下の内部事情等、参加者から多数の質問が寄せられた。

最後に、山内東京大学名誉教授・中東調査会常任理事より総括がなされ、シンポジウムは閉幕した。

 

(※報告内容は講師の個人的見解であり、講師の所属先の立場や見解、認識を代表するものではありません)

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