講演会の報告

11.1 中東情勢講演会(三上陽一 前中東第1課地域調整官)

  • 講演会の報告
  • 公開日:2016/11/01

 2016年11月1日(火)、フォーリン・プレスセンター「会見室」にて、前外務省中東アフリカ局中東第一課地域調整官の三上陽一氏(現外務省大臣官房人物交流室長)をお招きし、中東情勢講演会を開催しました。

 

講師:三上陽一・外務省大臣官房人物交流室長(前中東第一課地域調整官)

演題:「オバマ政権の中東政策とは――テロ対策、「アラブの春」への対応、湾岸の安全保障に関わる政策を手がかりに――」

 

 三上氏には、2期に渡るオバマ政権の8年間の対中東外交政策について総括的にお話いただきました。特に、政権期間中に対中東政策がどのような変遷を辿ったかについて、対テロ対策、「アラブの春」への対応及びアラビア湾岸の安全保障政策といった視点から分析を示されました。

 質疑応答では、「中東和平」の位置づけと見通し、政策変更における外的要因などについて質問と説明がありました。

 

 

(※講演はオフレコで行われました。また講演内容は講師の個人的見解であり、講師の所属先の立場や見解、認識を代表するものではありません)

 

講師略歴

三上陽一(みかみ・よういち)

外務省大臣官房人物交流室長 

 

1964年 京都市生まれ

1985年 大阪市立大学法学部中退。外務省入省。
1986年 在イスラエル大使館。
1990年 在ニューヨーク総領事館。
1993年 国際情報局調査室。
1997年 中近東アフリカ局中東第一課。
1999年 在イスラエル大使館(政務班長)。
2003年 在米大使館(政務班(中東))。
2008年 中東アフリカ局中東第一課中東和平班長。
2009年 国際情報統括官組織第四国際情報官室首席事務官。
2013年 中東アフリカ局中東第一課地域調整官。
2016年 外務省大臣官房人物交流室長

 

〔主な著書〕

(共著)

『イスラエルを知るための60章』明石書店、2012年
『海洋国家としてのアメリカ パクス・アメリカーナへの道』千倉書房、2013年

 (単著)

「オバマ政権の中東政策における変化と一貫性」『中東研究』Vol.520, 中東調査会、2014年
「オバマ政権の中東政策――テロ対策、「アラブの春」への対応、湾岸の安全保障」『中東研究』Vol.527, 中東調査会、2016年

〔訳書(共訳)〕

ヘンリー・A.キッシンジャー著『外交』日本経済新聞社、1996年
マーク・M. ローエンタール著『インテリジェンス-機密から政策へ』慶應義塾大学出版会、2011年

 

以上

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