2023年度外交・安全保障事業
事業名
中東ユーラシアにおける日本外交の役割――国家間競争の時代における大国主導の連結性戦略と地域秩序再編の実態解明
期間
2023年4月1日~2026年3月31日
概要
米国の影響力が減退する一方、ロシア、インド、中国が、中東を含むアジアから欧州に至る「中東ユーラシア」への影響力を拡大させ、国家間競争が熾烈さを増している。本事業は、かかる情勢認識の下、国際南北輸送回廊(INSTC)と中東の地域主導型外交の調査研究を通じ、中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略と地域秩序再編の実態を解明し、もってルールに基づく秩序形成に取り組む日本が同地域で果たす役割を提言する。
研究メンバー
[事業総括]齋木昭隆(中東調査会理事長)
[事業副総括]浅子清(中東調査会副理事長)
[主査]青木健太(中東調査会研究主幹)
[委員]笠井亮平(岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授/日印協会理事)
[委員]中馬瑞貴(一般社団法人ロシアNIS貿易会研究員)
[委員]中西久枝(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)
[委員]溝渕正季(広島大学大学院人間社会科学研究科准教授)
[委員]三船恵美(駒澤大学法学部教授)
[委員]金子真夕(中東調査会事務局長兼主任研究員)
[委員]高尾賢一郎(中東調査会研究主幹)
[委員]高橋雅英(中東調査会主任研究員)
『コメンタリー』2件
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- 中東の「地殻変動」をどのように読みとくか ――米国の戦略的後退と、中東諸国の新しい地域主導型外交の形