2023年度外交・安全保障事業
- 研究会の報告
- 公開日:2024/09/02
8.27 第6回「中東ユーラシアにおける日本外交の役割」研究会
「中東ユーラシアにおける日本外交の役割――国家間競争の時代における大国主導の連結性戦略と地域秩序再編の実態解明」事業の通算第6回研究会を、概要以下の通り行った。
【第6回研究会概要】
日時:2024年8月27日(火)14:00~16:00
場所:オンライン(*当初は対面開催を予定していたが、台風接近により切替)
演題・報告者:
第1報告:
「イランの国際輸送回廊構築と海の安全保障―現状と課題」(中西久枝・同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)(報告30分、質疑30分)
第2報告:
「ガザ危機下の東地中海のエネルギー情勢」(高橋雅英・中東調査会主任研究員)(報告30分、質疑30分)
出席者:笠井亮平(岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授/日印協会理事)、中馬瑞貴(一般社団法人ロシアNIS貿易会研究員)、中西久枝、溝渕正季(明治学院大学法学部政治学科准教授)、三船恵美(駒澤大学法学部教授)
中東調査会:浅子清(副理事長)、金子真夕(事務局長兼主任研究員)、高尾賢一郎(研究主幹)、高橋雅英、青木健太(研究主幹)
主な内容:
・中西久枝委員より、イランの国際南北輸送回廊の構築について、ペルシャ湾とカスピ海の安全保障と経済的権益の拡大という2つの目標達成の現状と課題に関する説明がなされた。
・高橋雅英委員より、ガザ危機がイスラエルの天然ガス産業に及ぼした影響やイスラエル・エジプト間のエネルギー協力、イスラエルの石油調達政策について説明がなされた。
・委員間で、今後の事業の進め方について協議した。
※本事業の成果は、随時、中東調査会ホームページで発表する他、シンポジウム、および、最終報告書で発表する予定です。
以上