調査研究 政策提言

2023年度外交・安全保障事業

  • 研究会の報告
  • 公開日:2023/12/22

12.20 第3回「中東ユーラシアにおける日本外交の役割」研究会

「中東ユーラシアにおける日本外交の役割――国家間競争の時代における大国主導の連結性戦略と地域秩序再編の実態解明」事業の第3回研究会を、概要以下の通り行った。また、研究会後、特別セッションとして、訪日中の英ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)のDr. Seyed Ali Alaviとの意見交換会を行った。

 

1.第3回研究会概要

日時:2023年12月20日(水)13:30~15:30

場所:中東調査会会議室(オブザーバーのオンライン参加を認めるハイブリッド形式)

演題・報告者

第1報告

「インドの中東ユーラシアへのアプローチ——国際南北輸送回廊構想に対する取り組みを中心に」(笠井亮平・岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授/日印協会理事)(報告30分、質疑30分)

第2報告

「イランの多角的外交と連結性戦略——チャーバハール港開発を事例に」(青木健太・中東調査会研究主幹)(報告30分、質疑30分)

出席者:笠井亮平、中馬瑞貴(一般社団法人ロシアNIS貿易会研究員)、中西久枝(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)、溝渕正季(広島大学大学院人間社会科学研究科准教授)、三船恵美(駒澤大学法学部教授)

中東調査会:浅子清(副理事長)、金子真夕(事務局長兼主任研究員)、高尾賢一郎(研究主幹)、青木健太、高橋雅英(主任研究員、オンライン参加)、萩原優太(研究員)

(他に、外務省より18名がオンライン参加登録)

 

主な内容

・笠井亮平委員より、インドの周辺国へのアプローチや中央アジア・中東との関わり、並びに、国際南北輸送回廊(INSTC)とインド・中東・欧州経済回廊(IMEC)の関係性について説明がなされた。

・青木健太委員より、イランが多角的外交を試みる背景、並びに、チャーバハール港開発を事例にイランの連結性戦略についての説明がなされた。日本にとってのチャーバハール港開発とINSTCの意味についても検討された。

 

 

 

2.第3回研究会特別セッション概要

日時:2023年12月20日(水)15:30~16:30

場所:中東調査会会議室(オブザーバーのオンライン参加を認めるハイブリッド形式)

演題:Iran and the International North-South Transport Corridor in the Turmoil of Eurasian Security Landscape

講師:Dr. Seyed Ali Alavi, Lecturer in Middle Eastern and Iranian Studies, School of Languages, Cultures and Linguistics, SOAS (School of Oriental and African Studies, University of London)

 

 

※本事業の成果は、随時、中東調査会ホームページで発表する他、シンポジウム、および、最終報告書で発表する予定です。

 

以上

| |


PAGE
TOP