『中東研究』関連出版物

『アラブ君主制国家の存立基盤』

石黒大岳編『アラブ君主制国家の存立基盤』(アジア経済研究所、2017年10月)が発刊されました。第3章「ふたつの「マジュリス」:バハレーンにおける国民の政治参加と統治体制の安定性」(53-66頁)、第4章「オマーンの統治体制における国王による行幸の役割」(67-81頁)を村上研究員が執筆しています。

石黒大岳編『アラブ君主制国家の存立基盤』(アジア経済研究所、2017年10月)

[内容説明]
「アラブの春」後も体制の安全性を維持しているアラブ君主制諸国。君主が主張する統治の正統性と、それに対する国民の受容態度に焦点を当て、体制維持のメカニズムを探る。

[目次]
第1章 総論――アラブ君主制国家の存立基盤―― / 石黒大岳
第2章 クウェートの議会政治と王党派の形成 / 石黒大岳
第3章 ふたつの「マジュリス」――バハレーンにおける国民の政治参加と統治体制の安定性―― / 村上拓哉
第4章 オマーンの統治体制の安定性における国王による行幸の役割 / 村上拓哉
第5章 君主体制と建国記念日――UAEにおける政治的正統性と忠誠の検討―― / 堀拔功二
第6章 モロッコ王制の安定性におけるバイア(忠誠の誓い)儀礼の役割 / 白谷 望
第7章 ヨルダン王制の安定性――国王の権威を支える諸要素―― / 錦田愛子
第8章 サウジアラビアの聖地管理と再開発 / 石黒大岳


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