『アフガニスタンの素顔──「文明の十字路」の肖像』
青木健太著『アフガニスタンの素顔──「文明の十字路」の肖像』(光文社、2023年7月)が発刊されました。
[内容説明]
カブール陥落から2年――
タリバン統治の実態は?
女性の権利は?
和平実現への道筋は?
国際社会を震撼させた「カブール陥落」から2年――タリバン統治の実態は? 女性の権利は? 和平実現への道筋は? そして日本が果たすべき役割は――?
アフガニスタン政権崩壊が、ロシアによるウクライナ侵攻を間接的に招いたとの見方もある。文明が交錯する場所であるが故に、不安定なアフガニスタンは、ユーラシア大陸の連結性のミッシング・リンクとなる。激変するアフガニスタン社会を、中東政治の研究者が政治面、歴史面、文化面から詳細にレポート。タリバンによる首都カブール陥落後にアフガニスタンから自衛隊機で脱出した唯一の日本人で、共同通信カブール通信員の安井浩美氏との対談も収録。
[目次]
まえがき
略語一覧
アフガニスタン地図
第一章 アフガニスタン和平実現に向けた取り組み
第二章 ターリバーン暫定政権による統治
第三章 「自由と独立」を求める反ターリバーン運動
第四章 激変する社会 対談:安井浩美 × 青木健太
第五章 国外退避する人々
第六章 陸封国の対外関係と日本が果たすべき役割
終章 自己の模索への旅
あとがき
付録1 ターリバーン暫定政権の閣僚リスト
付録2 ターリバーン暫定政権以外の主要な人物
参考文献
※アフガニスタンのリアルを伝えるコラム5編も収録
コラム①アフガニスタンの地理的条件
コラム②アフガニスタンの言語事情
コラム③アフガニスタンの人間関係と社会構造
コラム④あまり知られていないアフガニスタンの食文化
コラム⑤アフガニスタンの女性たち