『中東研究』関連出版物

『ハイブリッドな国家建設:自由主義と現地重視の狭間で』

藤重博美・上杉勇司・古澤嘉朗編『ハイブリッドな国家建設』(ナカニシヤ出版、2019年3月)が発刊されました。第9章「アフガニスタン地元民警察(ALP)と国家建設」を青木研究員が執筆しています。

藤重博美・上杉勇司・古澤嘉朗編『ハイブリッドな国家建設』(ナカニシヤ出版、2019年3月)

[内容説明]
「脆弱国家」における国家建設をいかに舵取りすべきか。自由主義的介入主義と現地の伝統・慣習重視の双方を織り交ぜた、「ハイブリッドな国家建設」の可能性を模索する。


[目次]
 序章  ハイブリッドな国家建設
       歴史的背景と理論的考察

第Ⅰ部 理論
 第1章 自由主義的な国家建設とその限界
       ローランド・パリスの論考を中心に

 第2章 ポスト自由主義国家建設論
       オリバー・リッチモンドの論考を中心に

 第3章 国家建設の戦略的指針としてのオーナーシップ原則

 第4章 国家建設と平和構築をつなぐ「ハイブリッド論」

第Ⅱ部 事例
 第5章 東ティモール
       国連と政府のせめぎあいから生まれた国家建設の方向性

 第6章 シエラレオネ
       チーフダム警察改革にみる国家のかたち

 第7章 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
       軍および警察の統合過程にみるハイブリッド性

 第8章 ジョージア
       不均衡な改革履行の力学と課題

 第9章 アフガニスタン
       アフガニスタン地元民警察(ALP)と国家建設

 第10章 イラク
       非公式・準公式組織の役割にみるSSRの理念と実態のギャップ


 終章  「ハイブリッド」という共通軸でみた国家建設とSSRの力学


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