中東調査会について

研究主幹

研究主幹
研究主幹高尾 賢一郎TAKAO Kenichiro
kenichiro.takao.92★meij.or.jp (★を@におきかえてください)

研究領域・関心領域

現代イスラーム思想・社会史 ペルシャ湾岸アラブ地域

職歴

2011年2月   在サウジアラビア日本国大使館 専門調査員(~2013年2月)
2013年10月   上智大学アジア文化研究所 共同研究所員(~2014年9月)
2014年4月   外務省国際情報統括官組織 第四国際情報官室 専門分析員(~2016年3月)
2014年10月   上智大学アジア文化研究所 客員所員(~2016年3月)
2015年4月   立教大学 兼任講師(~2017年3月)
2016年4月   日本学術振興会 特別研究員(PD)(~2019年3月)
2017年4月~  津田塾大学 非常勤講師
2017年4月~  学習院女子大学 非常勤講師
2019年4月   東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 ジュニア・フェロー~(2022年3月)
2019年4月   中東調査会 研究員(~2022年12月)
2022年4月~  東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 フェロー
2023年1月   中東調査会 主任研究員(~2023年3月)
2023年4月~  中東調査会 研究主幹

学歴

2002年3月 龍谷大学国際文化学部卒業
2006年3月 同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了
2013年9月 同志社大学大学院神学研究科博士後期課程単位取得満期退学
2014年9月 博士(神学)取得

主要な出版物など

単行本


(2016)(共訳)サーミー・ムバイヤド『イスラーム国の黒旗のもとに―新たなるジハード主義の展開と深層―』高尾賢一郎、福永浩一訳、青土社
(2018)(単著)『イスラーム宗教警察』亜紀書房
(2019)(分担執筆)髙岡豊・溝渕正季編『「アラブの春」以後のイスラーム主義運動』ミネルヴァ書房
(2020)(分担執筆)岩田文昭・碧海寿広編『知っておきたい日本の宗教』ミネルヴァ書房
(2021)(共編著)高尾賢一郎・後藤絵美・小柳敦史編『宗教と風紀――〈聖なる規範〉から読みとく現代』岩波書店
(2021)(分担執筆)近藤洋平編『アラビア半島の歴史・文化・社会』東京大学中東地域研究センタースルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座
(2021)(分担執筆)西尾哲夫・東長靖編『中東・イスラーム世界への30の扉』ミネルヴァ書房
(2021)(単著)『サウジアラビア――「イスラーム世界の盟主」の正体』中央公論新社
(2021)(分担執筆)奈良雅史編『多元化する台湾のムスリム・コミュニティ』(SIAS Working Paper Series No.36)上智大学イスラーム研究センター
(2023)(分担執筆)イスラーム文化事典編集委員会編『イスラーム文化事典』丸善出版
(2023)(分担執筆)Mohammed Moussa & Emi Goto (eds.), Beyond Modernity: Critical Perspectives on Islam, Tradition and Power, Rowman & Littlefield.
(2024)(分担執筆)末近浩太・松尾昌樹編『中東を学ぶ人のために』世界思想社

論文


(2020)「サウジアラビア・中国関係の推移と様態――「サウジ・ビジョン2030」と「一帯一路」」『中東研究』537号、65-75頁
(2020)"Transition of Islamic Discourse in Saudi Arabia: From Wahhabism to "Before 1979""『国際関係学研究』46号、27-35頁
(2020)「支配領域の喪失に見る「イスラーム国」の現在――バイアとヒスバを中心に」『中東研究』538号、16-25頁
(2020)「サウジアラビアにとっての安全保障とムスリム同胞団」『国際安全保障』48巻1号、97-109頁
(2021)「サウジアラビアにおけるコロナ禍とビジョン2030のニュー・ノーマル」『中東研究』540号、62-74頁
(2021)"Women in the Promotion of Virtue and Prevention of Vice: Through the Case of "Religious Police" in Saudi Arabia," ORIENT: Journal of the Society for Near Eastern Studies in Japan, vol. 56, pp. 141-155
(2021)「現代中東における「寛容」の回廊」『中東研究』542号、89-94頁
(2021)「バアス党の「公式」イスラームから見る現代シリアの宗教権威像――アフマド・クフターローとラマダーン・ブーティーを中心に」『アジア・アフリカ言語文化研究』102号、63-92頁
(2022)「現代イスラーム世界をめぐる寛容のリアルポリティクス」『哲学・思想論集』47号、125-139頁
(2022)「GCC情勢における域外諸国の存在――2021年が「良い年」だったのかを振り返りつつ」『中東研究』544号、24-36頁
(2022)「カタル外交とトルコ――「同胞団外交」の終局とその後」『中東研究』545号、76-85頁
(2023)「GCCにおける「ロシアの帰還」――サウジアラビアの対ロシア外交の背景と展開」『中東研究』546号、56-67頁
(2023)"Exposing the Tradition: Tolerance and Coexistence with Jews in the Contemporary Persian Gulf," ORIENT: Journal of the Society for Near Eastern Studies in Japan, vol. 58, pp. 37-50
(2023)「サウジアラビアの変化と世俗化に関する試論」『中東研究』547号、68-78頁
(2023)「サウジアラビアが見据える「国際社会」の多様化とグローバル・サウス」『中東研究』549号、63-73頁
(2024)「アンサールッラーは「抵抗の枢軸」なのか――イエメン戦争とガザ戦争の交差」『中東研究』550号、75-86頁


学会報告・講演等


(2020)「宗教警察から見るイスラーム的風紀」2020年10月24日(2020年度後期・日本イスラム協会公開講演会「「イスラーム的」な風紀を考える―サウジアラビアの場合」)
(2021)"Islamic Values and Public Morality under the Saudi Secularization," The 12th International Convention of Asia Scholars - Crafting a Global Future
(2021)「イスラーム世界における「寛容」のリアルポリティクス」2021年9月8日(日本宗教学会第80回学術大会)
(2022)"Public Morality Facing Modernity in Saudi Arabia: What the Committee for the Promotion of Virtue and the Prevention of Vice had Challenged," The State and Public Morality in Muslim Contexts and Beyond, Research Center for Islamic Legislation and Ethics & College of Islamic Studies, Hamad Bin Khalifa University
(2022)「ペルシャ湾岸アラブ諸国におけるユダヤ教徒の活動展開と含意」2022年9月10日(日本宗教学会第81回学術大会)
(2022)「イスラーム研究の「世俗化以後」を考える」2022年12月10日(「宗教と社会」学会創立30周年記念特別企画―近現代宗教研究の到達点とその先―(第12回 国外宗教研究からの視点2))
(2023)「サウディアラビアは「何」化しているのか〜ムスリム社会が迎える「変革」を読み解く〜」2023年3月22日(日本サウディアラビア協会主催ウェビナー)
(2023)""Tolerant Islam" As A Way For Counter-Terrorism," 4 July 2023, International Society for the Sociology of Religion: 37th Conference.

外部資金等の助成状況

「世俗化と風紀に関する宗教・地域間比較:一神教社会を中心に」科学研究費補助金・基盤研究B(研究課題番号:22H00607、研究期間:2022年4月〜2026年3月)
「ペルシャ湾岸ユダヤ教徒を事例とした現代イスラーム社会における寛容・共生論の展開」科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)(研究課題番号:23K17526、研究期間:2023年6月〜2026年3月)


PAGE
TOP