12.16 中東情勢シンポジウム「中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略を読み解く―ロシア・イラン・インド等が協力する国際南北輸送回廊の実態―」開催のお知らせ
- 講演会の案内
- 公開日:2024/11/18
12.16 中東情勢シンポジウム「中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略を読み解く―ロシア・イラン・インド等が協力する国際南北輸送回廊の実態―」開催のお知らせ
各位
この度、中東調査会は、中東情勢シンポジウム「中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略を読み解く―ロシア・イラン・インド等が協力する国際南北輸送回廊の実態―」を開催いたします。
地域秩序の再編が進む中、中東ユーラシアでは大国主導の様々な連結性事業が交錯しています。中国が一帯一路構想を打ち出す一方、2023年9月に行われたG20サミットではインド・中東・欧州経済回廊(IMEC)構想が発表されました。そうした中、ロシアはインドまでを連結する国際南北輸送回廊(INSTC)の整備を進めています。
地政学的環境が急速に変化する中、各国は中東ユーラシアにおいて、どのような背景や考えをもとに連結性戦略を講じているのでしょうか?本シンポジウムでは、INSTCをレンズとして、ロシア・イランの接近の背景、及び中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略の実態と展望について議論するとともに、こうした動きが日本に与える影響についても考えます。
多数の皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
記
日 時:2024年12月16日(月)14:00~15:30
場 所:ホテルグランドアーク半蔵門3F「華の間」
(東京都千代田区隼町1-1 TEL: 03-3288-1628)
https://www.grandarc.com/access/
演 題:「中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略を読み解く―ロシア・イラン・インド等が協力する国際南北輸送回廊の実態―」
形 式:対面(オンラインなし)
参加費:無料
定 員:100名
主 催:公益財団法人中東調査会
※お申込先着順とさせて頂きます。定員に達し次第、締め切らせて頂きますことを予めご了承賜れば幸いです。
※ポスターはこちら。
<プログラム>
14:00~14:05 開会挨拶・趣旨説明
齋木 昭隆(中東調査会理事長)
14:05~14:45 講演
「中東ユーラシアにおける大国主導の連結性戦略を読み解く」
「インドの視点から」
笠井亮平(岐阜女子大学特別客員准教授)
「ロシアの視点から」
中馬瑞貴(一般社団法人ROTOBO主任)
「イランの視点から」
中西久枝(同志社大学教授)
「ユーラシアの視点から」
青木健太(中東調査会研究主幹)
14:45~15:15 パネル・ディスカッション
【討論者】
廣瀬陽子(慶應義塾大学教授)
【モデレーター】
青木健太
【パネリスト】
(1)笠井亮平
(2)中馬瑞貴
(3)中西久枝
(4)青木健太
15:15~15:25 質疑応答
15:25~15:30 閉会挨拶
<お申し込み方法>
ご出席のご連絡は、以下の申し込みフォームにて2024年12月13日(金)16時までに下記宛にお願い致します。
【お申し込みフォーム】
・https://x.gd/JYSEG からご入力をお願いいたします。
・また、Emailからもお申込いただけます。氏名(フリガナ)、法人名、部署・役職名、Emailアドレス、電話番号をご記入のうえ、以下の宛先までお送りください。
(中止、延期等の急な変更やご案内等が発生する場合がございますので、E-mailアドレス並びに緊急時のご連絡先をご記入賜りますよう、お願い申し上げます。本参加申込用紙にご記入いただいた個人情報につきましては、適切に管理し、本講演会に関する業務のみに使用いたします。)
《お問い合わせ先》
公益財団法人中東調査会 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-1-1平河町コート6階
TEL:03-6261-4554 Eメール:lda03532@nifty.ne.jp (担当:青木/伊藤)
<登壇者略歴(登壇順)>
笠井 亮平(かさい りょうへい)
岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。専門は南アジアの国際関係、インド・パキスタンの政治、日印関係史。著書に『「RRR」で知るインド近現代史』、『第三の大国 インドの思考』、『インパールの戦い』、訳書にジャイシャンカル『インド外交の流儀』など。
中馬 瑞貴(ちゅうまん みずき)
(一社)ROTOBOロシアNIS経済研究所主任。2011年 9 月、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。2010年4月よりロシアNIS貿易会(現ROTOBO)所属。主な論文・論考に、「ロシア大統領選圧勝の地域的要因」(『ロシアNIS調査月報』、2024年5月号)、「ロシア大統領選とプーチン5期目のスタート-人事政策を中心に―」(中曽根平和研究財団HP、2024年5月)、「国際南北輸送回廊とロシア・NIS:戦争と制裁で高まる関心と重要性」(中東調査会HP、2023年9月)など。
中西 久枝(なかにし ひさえ)
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。イランの現代政治、イランを取り巻く中東の安全保障問題、イランの女性運動が専門。1994年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)Ph.D.(歴史学)。1999年から2010年3月まで名古屋大学大学院国際開発研究科教授を経て現職。2001年イラン国際問題研究所客員研究員、2014年デューク大学アジア中東研究学部客員研究員、2022年ロンドン大学SOAS客員研究員など。
青木 健太(あおき けんた)
公益財団法人中東調査会研究主幹。2001年上智大学卒業、2005年英ブラッドフォード大学大学院平和学修士課程修了(平和学修士)。専門は現代アフガニスタン・イラン政治。アフガニスタン政府省庁アドバイザー、在アフガニスタン日本国大使館二等書記官、外務省国際情報統括官組織専門分析員、お茶の水女子大学講師等を経て現職。著書に、『タリバン台頭』(岩波書店、2022年)、『アフガニスタンの素顔』(光文社、2023年)など。
廣瀬 陽子(ひろせ ようこ)
慶應義塾大学総合政策学部教授、KGRI(Keio University Global Research Institute)副所長。慶應義塾大学総合政策学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。学位は博士(政策・メディア)(慶應義塾大学)。慶應義塾大学総合政策学部講師、東京外国語大学大学院地域文化研究科准教授、静岡県立大学国際関係学部准教授、等を経て現職。専門は国際政治、旧ソ連地域研究。中曽根平和財団上席研究員、日本国際問題研究所客員研究員、日本国際フォーラム上席研究員、北海道大学スラブユーラシア研究センター共同研究員など、学外の研究活動も多数。国家安全保障局顧問(2018-20年)など政府の役職への就任も多数。『コーカサス 国際関係の十字路』集英社新書(2008年7月)で第21回「アジア・太平洋賞」特別賞受賞(2009年)。2023年度、慶應義塾大学義塾賞を受賞。
以上